あなたの会社のお偉いさんと食事した時に「ごはんの食べ方汚い…」と思ったことはないだろうか。
じつは社会的地位が上の人はテーブル?マナーが悪いという研究結果があるのだが、
…もしかして、クチャラー（音をたてて食事する人）の方が出世するってこと？

■社長にはクチャラー多い？

この研究結果を発表したのはカリフォルニア、バークレーの大学の心理学者たち。
社会的地位とテーブルマナーの関係についての心理学的調査だ。

たとえば、会費制の会社の飲み会に社長も参加していたとしよう。みんな会費を払っているわけだから、料理については一般的なマナーを守ってしまう。皿にのこった最後の一個には、手を出さないなどだ。

だが社長などの社会的地位が上にある人、これを迷わず食べてしまうなど、アウトローな振る舞いに出るのだ。
他にも、クチャラー全開で口にものを入れたまま「●●くん、君にはもっと頑張ってもらわないと」としゃべりまくったり、しゃぶったチキンの骨をテーブルに平気で置いたり…。

■権力を持つほどマナー最悪に

バークレー大学の研究者はこういったテーブルマナーの悪さについて、 “権力を持つと衝動的になるのではないか”と指摘。
まわりに気を使う必要がないから王様になる、というか動物的になるという。

とはいえ、権力者になったからテーブルマナーが悪くなるのか、それとも、悪いぐらいの人が出世するのか、そこはまだ正確には明らかになっていないという。
また、こんな話も。

■ハングリーさの裏返しという説

「戦中戦後生まれの会社経営者なんかには、たしかにマナーが悪い人が目立った。
家が貧しかったからというのがその理由ですが、一方でハングリー精神を育てたとも言えるでしょう」
（企業経営コンサルタント）

食べ方の汚さが、出世への因果関係がまったくないわけでもなさそうだが…。

でも、偉かろうがなんだろうが、マナーが悪い人と食事をするとこっちの食欲が萎えるのだけは間違いないです！

文／鷹村優
http://mogumogunews.com/2015/01/topic_9544/